有名就活本の就活ノウハウをひたすらまとめるブログ

有名な就活本に書かれている就活ノウハウをただひたすらまとめていきます。最終的には、世に出ている就活ノウハウを網羅し、体系的な就活ノウハウの構築が目的です。有名な就活本を立ち読みしたい人、あるいは幅広く就活スキルを身につけたい人に役立つブログにしていきます。に

【アピール内容が思い浮かばない就活生へ!】『新卒採用基準』


新卒採用基準: 面接官はここを見ている

3分で分かる『新卒採用基準』

企業の新卒採用では従来のように「志望動機」や「頑張った経験」などの定型的な質問を聞く「一般面接」から、学生が何を考えてどのように行動するのか、その行動特性に再現性があるのかを評価する「コンピテンシー面接」が増えています。

コンピテンシー面接で内定を取るためには、「独自の工夫を加えた行動」や「状況を変化・打破させようとした行動」が取れていたことを面接官に認めてもらう必要があります。

そのためには「高い目標を自ら設定し、目標に向かってPDCAサイクルを回しながら行動を取ったこと」をアピールしなくてはいけません。


企業は学生のコンピテンシー(行動特性)を評価していますが、その評価基準は「人間性」「仕事力」「表現力」の3つに分けられます。

「人間性」は、自己肯定感(自分を肯定し、大切に思える感情)と他者軽視感(他人を軽視する感情)の2つの要素で決まります。企業から最も歓迎されるのは、自分に対して自信を持っていて、かつ他者の価値も尊重する「自尊型」タイプの学生です。また、自己肯定感を高めるためには、集団で力を合わせて何かに取り組む経験をする必要があります。

「仕事力」は、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力に分けられます。また、それぞれの「力」を発揮するために必要な能力の要素が、合計12個挙げられます。主体性、働きかけ力、実行力、課題発見力、計画力、創造力、発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、ストレスコントロール力という12個の能力が、ビジネスに必要な「社会人基礎力」を構成しています。

「人間性」と「仕事力」があなたに備わっていることを面接官に伝えるために必要になってくるのが、「表現力」です。エントリーシートや面接では、プレップ法とスター法という2つの基本的な構造を知り、その上で文章の作成に取りかかると、相手に伝わりやすくなります(プレップ法とスター法の詳細は下記の抜粋を参照)。


まとめると、
・内定を取るためには、ビジネスで活きる自分の「コンピテンシー」を面接官に伝える必要がある
・そのためには、「人間性」と「仕事力」を選考を通じてアピールしなくてはいけない
・自分の人間性と仕事力を伝えるためには、「表現力」や「就活スキル」を高めなくてはいけない
ということが書かれているのが「新卒採用基準」です。

アマゾンの内容紹介

企業の「視点」パーフェクトガイド。あらゆる企業が注目する「5つの基準」を網羅。その他、企業が加点的に見るポイントを解説。ちなみに、「学歴」は大した問題ではない。この1冊で、「やるべきこと」がすべてわかる。

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【面接直前の対策に!】『面接の10分前、1日前、1週間前にやるべきこと』


面接の10分前、1日前、1週間前にやるべきこと

3分で分かる『面接の10分前、1日前、1週間前にやるべきこと』

この本の著者の海老原さんは、東大合格漫画「ドラゴン桜」の社会人版である「エンゼルバンク」に出てきた凄腕ヘッドハンターのモデルとなった人です。

今までの面接対策本のようにむやみにいろいろな情報を詰めすぎるのではなく、「今すぐに実践できること」だけが分かりやすくまとめられている就活本です。

本のタイトルの通り、『面接の10分前、1日前、1週間前にやるべきこと』と時期に応じた面接対策がまとめられているので、今の自分の状況に合わせて何をすべきかが分かります。

まず面接の直前にやるべきことは、

  • 面接を商取引の場と考えて、「会社の利益」を優先したアピールをする
  • 面接では自分を偽らず、ありのままの「裸の自分」を見せる
  • 事実を語るだけでなく、それが相手に与える好影響も語る
  • 5つの軸で自分の性格と仕事のスタイルを把握する

の4つです。

面接の直前は時間もないので、何か新しいことをするわけではありません。面接というものが何のために行われるのかを知り、的外れなことを言わないようにする意識改革が面接の10分前にやるべきことです。


面接の1日前でもできることは、

  • 形容詞的なフレーズは使わず、事例を積み重ねて相手を納得させる
  • 小難しい話よりも、「日常のちょっといい話」をする

の2つです。

1日あれば、過去の出来事を思い出したり、それについて考えることができます。自分の過去の経験から事例を引き出し、それを面接用にアレンジする作業をしてみましょう。


面接の1週間前から準備すべきことは、

  • 志望企業に関する事実とその背景を学ぶ
  • 「業界の志望理由」だけでなく、「その会社を志望している理由」を考える
  • 会社の良いところばかりでなく、弱点も指摘する

の3つです。

企業研究を通じて相手を知り、相手の共感を得るための志望動機をじっくり考えるのが1週間前からやるべきことです。


これらが、面接の10分前、1日前、1週間前にやるべきことです。

この他にも、良い企業の見分け方や、簡単な自己分析シートや志望動機作成シートが付いています。

面接に行く途中の電車の中で読む就活本としておすすめです。

アマゾンの内容紹介

脱マニュアル面接の極意を、持ち時間に応じて簡潔に指南。テクニックやマニュアルが通じない採用のプロの「本音」が詰まった、本気の就活生必読の一冊です。本書の最大の特徴は「面接を商取引」と定義していること。面接対策は「交渉」に挑むための準備として、何が必要かを説いていきます。会場に向かう電車の中で、最初の章の「自分を知るための5軸」を読むだけでも明らかに結果が違ってくるでしょう。ただ読んで「覚える」のではなく、クイズに答えながら「考える」ことで短時間の準備でも頭に残ります。

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【王道の就活本】『ロジカル面接術』


ロジカル面接術

3分で分かる『ロジカル面接術』

「絶対内定」と同じぐらい有名な就活本です。

この本に書かれている就活ノウハウは、以下の図にすべて集約されます。

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企業がどんな人材を求めているのかを企業側の視点に立って考えると、それはずばり「会社に貢献する人」です。「熱意がある人」でも「その会社の製品が好きな人」でもありません。

即戦力が求められているわけではないので、「入社して3年目には会社の利益に貢献できるポテンシャルを持っている学生」が新卒採用では求められています。

「自分が会社に貢献できること」を面接やエントリーシートで納得してもらうためには、「自分に能力があること」と「自分が会社に合っていること」を伝えなくてはいけません。

会社で求められている能力とは、ビジネスマンとしての基本能力でもある「問題解決力」、「行動力」と「コミュニケーション力」の3つです。これらの能力を自分が持っていることを、過去のエピソードを根拠として挙げたり、面接官とのやりとりを通じてプレゼンテーションします。

「自分が会社に合っていること」を伝えるためには、その会社のカルチャーに自分の特徴があっていることに加えて、「自分のやりたいこと」と「会社のやりたいこと」が合っている必要があります。企業研究は、「自分と会社がフィットしている部分を発見し、志望動機を作成する」ために行うんです。

面接とは、自分を売り込むためのマーケティング活動です。企業があなたを「採用すべき理由」をロジカルに積み上げていく方法が書かれているのが、この「ロジカル面接術」です。

アマゾンの内容紹介

内定を勝ち取るには、面接で会社に貢献できることをはっきりとアピールしなければならない。
そのために欠かせないのが「論理的思考力」だ。面接に臨む前に「自分がどういう人間か」「どうしてその会社に入りたいのか」を突き詰めて考えるのも、それを面接の場で伝えるのも論理的である必要があるからだ。マーケティングの専門家と現役の報道記者がタッグを組み、説得力と応用力のある面接術を伝授する。

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【無名大学から大手企業へ!】『リクルートを辞めたから話せる本当の「就活」の話』


リクルートを辞めたから話せる、本当の「就活」の話

3分で分かる『リクルートを辞めたから話せる本当の「就活」の話』

「無名大学の学生が大手企業から内定を獲得する」というコンセプトの就活本です。

無名大学から大手企業に内定するためには、「突き抜ける経験をすること」「論理的に考え、話す力」の2つが必要になってきます。

企業が今求めている人材は、「上司の言うことを素直に聞ける人」ではなく、「自分で考えて行動し、成果を出せる人」です。

自分がそういう人材であることを面接で証明するためには、「サークル活動をなんとなく頑張った経験」をアピールしても意味がありません。何かの分野で1番になるなどの「突き抜ける経験」をして、その成果を得るまでの過程をアピールする必要があります。

突き抜ける経験をするために、本書では飲食店などの「チームで働くアルバイト」を推奨しています。

例えば、「自分の働いている店舗の売上高をエリアで1番にする」という目標を掲げ、そのためには何をやるべきかを考え、実際に行動に移して成果を得るための努力をします。このとき、PDCAサイクル(計画→実行→検証→改善)を回すことで、業務が改善され、「突き抜ける経験」へとつながっていきます。

突き抜ける経験さえしてしまえば、エントリーシートや面接では、その経験の中で自分がしたことを、PDCAサイクルに沿って具体的に説明するだけでOKです。

アマゾンの内容紹介

本書で述べる「内定の取り方」とは、内定獲得ゲームの攻略法ではなく、企業の求める人材に近づくための「自分を変革する」方法である。就活セミナーでは教えられていないけれど必要なこと、教えられているけれど不要なことを理解してもらいたい。就活がよりよいものになるために、企業、大学、学生それぞれの立場の方々に、読んでもらいたい。

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コンサル志望の学生は『採用基準』を絶対読むべき


採用基準


就活本というよりは、これからの時代にグローバルで活躍するためにはどんな資質が求められるのか、について書かれている本です。

著者の伊賀氏はマッキンゼーに長年勤めていた人なので、視点はかなりコンサルに偏っています。

本書の随所では「マッキンゼーがどんな人材を求めているのか」という点に触れられています。コンサル志望の学生にとっては必読の本でしょう。

コンサル以外の就活生にとっては、今の日本企業で求められている人材についてと、その資質を身につけるための方法論について学ぶことができます。

3分で分かる『採用基準』

今、コンサルで求められている人材

まず、コンサル(マッキンゼー)ではどんな人を採用したいのか、という点について書かれています。

その内容を要約すると、「コンサルでは地頭が良い人よりも、考えることが好きで、徹底的に考え抜くことができる人を求めている。必ずしも何でもできる優等生タイプになる必要はなく、それよりも何か一つの能力に特化した人のほうが評価される」というものです。

考え抜くことが好きなエッジのきいた人材で、将来的にグローバルでリーダーシップを発揮できる可能性がある人を採用したいと考えています。

リーダーシップを発揮するための4つのタスク

リーダーは何よりも成果を出すことが求められますが、そのためにすべきことは、(1)目標を掲げる、(2)先頭を走る、(3)決める、(4)伝える、という4つのタスクです。

目標を掲げてチームに道を示し、その目標に向かって先頭を走ることでチーム全体を引っ張ります。そして、決断力と、チームに自分の考えを理解してもらうコミュニケーション能力も必要です。

リーダーシップを身につけるにはどうすればいいか?

そんなリーダーシップを身につけるためには、常に当事者意識を持ち、「自分だったらどうすか」を考えます(ポジションをとる)。全ての作業において付加価値(バリュー)を出すこと意識して、自分の作業の生産性を上げます。そしてリーダーシップを発揮するのは、リーダーという立場になってからではなく、今すぐにリーダーシップを意識した行動をとり始める必要があります。

そんなグローバル人材になることができれば、あなたは自分が解決できる問題の範囲が広がり、自分の人生を自らハンドルを握って操縦できるようになるでしょう。そうするとキャリアに対する意識が変わり、自分の世界が大きく広がります。

アマゾンの内容紹介

マッキンゼーと言えば、ずば抜けて優秀な学生の就職先として思い浮かぶだろう。
そこでは学歴のみならず、地頭のよさが問われると思われがちで、応募する学生は論理的思考やフェルミ推定など学んで試験に挑もうとする。
しかしマッキンゼーの人事採用マネジャーを10年以上務めた著者は、このような見方に対して勘違いだという。
実はマッキンゼーが求める人材は、いまの日本が必要としている人材とまったく同じなのだ。
本書では、延べ数千人の学生と面接してきた著者が、本当に優秀な人材の条件を説くとともに、日本社会にいまこそ必要な人材像を明らかにする。

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『なぜ7割のエントリーシートは、読まずに捨てられるのか?』


なぜ7割のエントリーシートは、読まずに捨てられるのか?

3分で分かる『なぜ7割のエントリーシートは、読まずに捨てられるのか?』

採用における企業側の事情がいろいろと書かれている本です。

エントリーシートや面接を通じて企業が判断しているのは、「仕事がきちんとできるか」「仲間とうまくやれるか」の2点だけです。この2つを判断する材料が与えられるのであれば、アピールする内容はサークルの話でもバイトの話でも構いません。逆に、委員長やNPOなどの華々しい経験を持ってても、それらの肩書きだけでは評価されません。

グループディスカッションでも、「司会をやれば内定をもらえる」なんて決まりはなく、「自分らしさ」を出して「仕事がきちんとできそう」と思ってもらえれば内定がもらえるんです。

この他、企業がどんな視点で学生を見ているのか、採用の裏側がいろいろと書かれています。

アマゾンの内容紹介

■これ以上、怪しい「ノウハウ」に踊らされてほしくないから。
人気企業が隠している採用の「手口」、ぜんぶ、バカ正直に書きました。

■人気企業の「手口」を一挙公開!
知れば、就活の悩みは9割なくなる。
・「インターンシップ」では、会社も仕事もわからない
・大学名での差別は、「会社説明会」から始まる
・「適性検査」をどう利用しているのか
・企業が「面接」で見ているたった2つのポイント
NPO代表などの「肩書き」は、「だから何?」程度に見ている
・「TOEIC」も「資格」も、それだけではほぼ無意味
・「人気企業ランキング」を操作する企業
・新卒採用の「厳選化」なんて起きてない
・「女子のほうが優秀」と言われる本当の理由 etc.

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自己PRするネタがない人のための『凡人内定戦略』


凡人内定戦略

3分で分かる『凡人内定戦略』

この本に書かれているのは、「実績や強みがない凡人学生が内定を獲得するための就活戦略」です。タイトルの通りの内容です。

周囲の10倍のスピード感で就活を進めて、とにかくたくさんの企業を受けまくります。第一志望の会社を選ぶのは、複数の会社から内定をもらった後から考えるので十分です。また、どこかから内定をもらったら、それを他の企業でのアピールにも活用します。

実績や強みがない凡人学生が面接でアピールすべきものは、「自分の人間性」です。日々の行動から「自分の行動指針」を見つけ、それを軸として志望動機も自己アピールも作成します。

面接では、場面に合わせて最高の笑顔を打ち、「いい人」であることを演じます。そして、面接官に好かれる「可愛い後輩」になることを目指します。また、何を聞かれても「自分の人間性」に絡めて1つの方向性に向かって答える決めておけば、不意な質問にも焦りを感じる必要はありません。

まとめると、「とにかくたくさんの企業を受けまくって、実績も強みもないんだから自分の人間性をアピールしましょう。面接では良く笑って、面接官に好かれましょう」という内容です。

アマゾンの内容紹介

「もう就活だけど、大学生活、何もやってこなかった…! 」
厳しい就活をスタートさせるにあたって、多くの人が現実に直面します。
しかし、この本があればそんな心配は不要!
元・凡人学生が自ら実践し、複数内定を獲得した方法論を徹底解説。
資格や実績がまったくない「凡人学生」でも、就活で複数内定が取れる戦略です。

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