有名就活本の就活ノウハウをひたすらまとめるブログ

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自己PRするネタがない人のための『凡人内定戦略』


凡人内定戦略

3分で分かる『凡人内定戦略』

この本に書かれているのは、「実績や強みがない凡人学生が内定を獲得するための就活戦略」です。タイトルの通りの内容です。

周囲の10倍のスピード感で就活を進めて、とにかくたくさんの企業を受けまくります。第一志望の会社を選ぶのは、複数の会社から内定をもらった後から考えるので十分です。また、どこかから内定をもらったら、それを他の企業でのアピールにも活用します。

実績や強みがない凡人学生が面接でアピールすべきものは、「自分の人間性」です。日々の行動から「自分の行動指針」を見つけ、それを軸として志望動機も自己アピールも作成します。

面接では、場面に合わせて最高の笑顔を打ち、「いい人」であることを演じます。そして、面接官に好かれる「可愛い後輩」になることを目指します。また、何を聞かれても「自分の人間性」に絡めて1つの方向性に向かって答える決めておけば、不意な質問にも焦りを感じる必要はありません。

まとめると、「とにかくたくさんの企業を受けまくって、実績も強みもないんだから自分の人間性をアピールしましょう。面接では良く笑って、面接官に好かれましょう」という内容です。

アマゾンの内容紹介

「もう就活だけど、大学生活、何もやってこなかった…! 」
厳しい就活をスタートさせるにあたって、多くの人が現実に直面します。
しかし、この本があればそんな心配は不要!
元・凡人学生が自ら実践し、複数内定を獲得した方法論を徹底解説。
資格や実績がまったくない「凡人学生」でも、就活で複数内定が取れる戦略です。


『凡人内定戦略』の主なポイント(抜粋)

第1章:凡人の心構え

就活中に作れる唯一の武器を手に入れろ

唯一、就活中に手に入れることのできる武器があるのです。その武器とは、内定です。複数内定している状態が最強なのです。

複数内定をしている状態には、2つの強みがあります。まず1つ目が、「進路の選択肢がある」ということです。2つ目の強みは「内定はその就活性の価値の証明になる」ということです。

凡人学生においては、むしろ就活は1社の内定を獲得してから始まるという心構えでいてください。無名企業においても内定はかき集めるべきです。

凡人は具体的にどれだけ就活をするべきか

それは、「周囲の10倍です」。「周囲の10倍のスピード感」で選考に参加するべきです。周りが4月までに30社受けているなら、あなたは2月までに30社受けるべきなのです。

凡人学生の多くが、周囲と同じであることに安心感を覚えてしまいます。確かに周囲と同じであれば安心はできますが、「平均以上の努力や、普通じゃなくなるための挑戦」なくして、凡人学生が平均以上の結果を得る可能性はありません。

凡人学生が周囲の人間の進捗状況や就活のやり方を知った場合に取るべき行動は、「具体的な数値で周囲や有能学生を上回るように頑張る」ことなのです。

「でも、どの企業を受ければいいのかわからない」

就活生によく見られる現象として、企業選びをする際に「どの企業に入社したいか」を考えてしまうことがあります。しかし、この時点で大きく間違っています。そのようなことを基準に考えれば当然のように志向は大企業だけに向いて、そして実際にボコボコ落選することになります。

人生設計を考えるなら複数内定をしたあとに、そのなかからどの企業が自分に最も適しているのかを本気で吟味することが、最も効率的な企業選びです。

どの企業を受ければいいのか分からない人は、そんなことは考えなくていいです。日程的に可能ならば、どこでも構わないので参加してください。業界を絞らずに説明会への参加を繰り返してるうちに、興味のある業界を見つけることができるはずです。

第2章:凡人の自己分析

自己分析で志望業界・志望企業を固めるな

自分に合った企業は自分には分からないということです。自分を客観的に捉えることはとても難しいことですし、そもそも就活に限っては、アナタという人間の本質は内面ではなく他人から見られる外面にあります。

そこで伝えたいのは、第一志望の企業など設定するべきではないということです。なぜなら高確率でその企業には入れないからです。もっと言えば志望業界すら1つに固めるべきではありません。

選考に参加する前、ひいては説明会やセミナーに参加すらしていないのに志望業界を設定することは愚の骨頂です。就活を始めたばかりの時期でアナタが入りたいと思う企業は、大手か有名企業のどちらかでしょうが、世界が狭すぎます。

選り好みせずに、とにかくできる限り広い視野でセミナーや説明会に参加してください。そのうちに世界は広がり、興味の湧く企業や業界が増えていきます。

第3章:凡人の自己PR

自己PRで落ちる3つの理由

これから、凡人学生がエントリーシートや面接で落選する理由を説明します。凡人学生は落ちる確率のほうが圧倒的に高く、それを理解することでこそ、通過する可能性が高まるのです。理由は大きく3つあります。

1.企業に利益をもたらす人材ではないと判断された場合
2.企業の雰囲気に合わないと判断された場合、もしくは、コイツ気に食わないなと思われた場合
3.結局どんな奴なんか分からんな、と思われた場合

ぶらり日常探訪と人間性自己PR

絶対にやらなければいけないのは、他の就活生をぶっ倒す武器を探すための自己分析です。ここでいう武器とは、凡人学生にとって最強の自己PRである「人間性自己PR」の素材になる「人間性」です。

では、「人間性自己PR」を作成するために、自己分析では具体的に何を探さなければならないのでしょうか。それは「アナタという人間を象徴的に表すアナラらしい行動」です。

自己PRというものは人事や面接官からすれば、「その就活生と他の就活生との差や違いを見るためのもの」であり、就活生からすれば「他の就活生との差別化を図るためのもの」です。つまり、自己PRの素材はすごいものである必要はなく、特別でさえあればいいのです。

そして考えるべきこと、探すことは「自分のなかで信念として持っていて実際に行動に移していること」もしくは「意識しているわけではないけど自分のなかでは当たり前のこととして行動していること」です。

どんなときも自分はこうしていたということが1つや2つはあるでしょう。すると、そこには必ず理由、つまりアナタをそう仕向けた信念や心の規律があるはずです。こうした作業を経て出てきた「行動と理由」がアナタを他人とは一線を画す人間に仕立てます。僕はこれを自己分析ではなく、「ぶらり日常探訪」と呼んでいます。

「人間性なんて分からない」というアナタへ

僕は、自己分析とは「自分の人生における行動指針を設定すること」だと思っています。注目してほしいのは「設定する」という部分です。

「人間性を探す」と考えると、途方もないことのように思えますが、「設定する」ことは極端に言えばでっち上げることもできるので、誰にでもできます。ですから感覚としては、自己PRは「探す」のではなく、「設定する」のだと思ってください。

では、武器になる人間性を見つける具体的な方法に移ります。

まずアナタがやらなければならないのは、自分の生活における一つ一つの行動を紙に書きだすことです。しかも、ただ振り返るのではなく、全身の毛穴を数えるつもりで細やかに洗い出してください。

アナタの自己PRになる人間性はアナタ自信も気付かない部分に隠れているかもしれませんから、意識して見つけようとしなければ分かりません。書き出す行動数の目標は50個から100個ほどが良いでしょう。

すると各項目において、他人がやらない自分だけの行動があぶりだされるはずです。このとき、人間性は「一般的にとる行動以外の行動」に表れます。例えば、居酒屋バイトの清掃でいうなら、「テーブルの上の清掃はもちろん、テーブルの裏も確認している」や「掃除機ですませばいいところを雑巾がけもしている」などです。

行動は、可能な限り、詳細に、具体的に挙げてください。そうして出てきたいくつかの行動を抜き出して、改めて別の紙に並べてください。そして考えるのは「それらの共通点」です。その共通点こそが他社とは絶対に重複しない、魅力的なアナタだけの人間性です。

最後に、なぜ自分はそのような人間性を持っているのかを考えます。いわば、行動の理由です。僕はこれを「信念」や「心の規律」と呼んでいます。これで「アナタという人間を象徴的に表すアナタらしい行動」と、その理由となる「信念や心の規律」が揃いました。この2つがアナタを人事や面接官に対して魅力的に説明してくれる素材になります。

人間性自己PRの4つのメリット

1.資格や実績に振り回されて「結局どんな人間か分からない」という状況を回避できる
2.他の就活生と比較されずに絶対評価で判断してもらえる
3.その企業に合っていれば、どんな資格や実績を持つ有能学生にも負けない
4.落選しても「合うか合わないか」で判断されているため、落ち込む必要が一切ない

第4章:凡人の企業研究

企業研究ではなく業界研究をしろ

凡人学生にとって最良の企業研究とは、複数の会社にそれなりのアピールができ、かつ労力がかからないものです。その条件を満たすもの、それは業界研究です。

ここで、業界研究のメリットを整理しておきます。
・業界全体の知識だから、業界内ならどの企業にも使える。
・説明会で言われたこと以上は知らなくていいから誰でも分かり、特別な能力もいらない。
・競合他社の比較が通常よりも深くできるため、武器になる
・選考のついでだから、研究時代に労力はかかっていない

企業研究で中小企業を狙い撃つ

もし内定が欲しいと思う就活生が少ない企業に、その企業の情報をたくさん持っている人間が現れた場合はどうでしょうか。

アナタはこれから多くの企業の選考に参加することになるでしょうが、そのなかで明らかに人気がないと予想される企業に出会うことになるでしょう。そのとき「あれ、でも意外にこの企業良いかも」と好意的に思ったのなら、その企業にこそ十分な時間と労力を払って企業研究に臨んでください。

本気で「企業研究」を武器にしたい人のために

採用ページだけを見ても、就活ミーハーの枠は絶対に抜け出すことはできません。もしアナタが本気なら、採用ページ以外の情報を手に入れなければなりません。その最たる例がIR情報(株主向けの企業情報)を見ることです。ここには経営状態など、企業の内情が詰まっています。

このとき留意していたことは、その企業が他社と比較して劣っている点を見つけることです。その情報を手に入れたのならば、説明会や選考終わりの質疑応答の際にぶつけてやります。

第5章:凡人のインターンシップ

インターンは自己PRになりません面接官に熱意や志望度を少しばかり伝えられるだけで、しかも通用するのはその1社だけ。死ぬほど効率が悪いです。

インターンは「明確な目的と目標の設定」が不可欠。何にもしないことへの不安に耐えられずに参加するインターンに意味はナシ。

第6章:就活にまつわる腐った噂

学籍差別の「差別」って何だよ

企業にも大学名による差を設ける理由があります。企業が1人採用するにはウン十万~ウン百万というコストがかかるといわれており、したがって、できる限りコストは抑えていかなければなりません。どなれば学歴を基準にすることは非常に合理的です。一般的にいわれる企業が欲しがる人材の割合が高学歴になればそれだけ高まるのです。

学歴フィルターは目に見える形では、例えば大学ごとに説明会を開催してる企業もありますし、見えない形では面接官や人事の無意識下で発生してます。

もしアナタがいわゆる低学歴であるなら、考えて欲しいことは現状に対する問題意識ではなく、学歴差別があるという前提でこれからの就活を戦うことです。

いわゆるFラン大学に在籍している人が有名企業や大企業に総合職として潜り込むことは困難です(不可能ではありません)。ですから、アナタが考えなければいけないことは自分の立ち位置です。自分がどの範囲の企業ならば内定が取れるのかを見定め、そのなかの限界まで高い難易度の企業に挑戦していくことが就活では大切になるのです。

大学のキャリアセンターに行って、先輩の内定先を調べてください。そこに書いてある企業は基本的に可能性があります。なかには突出して有名企業や大企業に内定してる人がいるかもしれませんが、それだって不可能ではないということを示しています。

高学歴もFランの就活生も、全員が持つべき意識としてはこうです。

「2ランク上の大学を倒すことは不可能ではないが難しい。しかし、1ランク上の大学を倒すのは努力すれば容易」

高学歴ではない人が考えなければならないことは、自分がどこの大学にいるかではなく、どこの大学なら倒せるかです。平等とは誰もが結果を得られるという意味ではなく、努力などの対価を払った人間が、同じ結果を得られることを指します。

短所を隠して落選する

面接やエントリーシートで「長所と短所を教えてください」と聞かれることがあります。そして就活生はひらめくのです。

「短所も長所っぽい感じのことにすればいいんや!」

結果的に出来上がるものがこれです。

「私の短所は物事に集中しすぎてしまうところです。何か自分に業務が与えられるとその質を高めようとばかりしてしまいます。

このような短所を長所の裏返しのように述べる手段が有効に働くのは、実際に実績や能力の証明がある有能学生だけでしょう。アナタのような凡人学生がこれを真似して得られる結果は「本当のことを話してないから人物像が見えないなあ」といことだけです。

短所は短所として、必ず独立させて述べてください。ただ、これだけで終わらせると、確かに人事や面接官からの心証が悪くなってしまう可能性はあります。ですから、必ずその部分への対策を記載するようにしてください。

短所も人間性です。つまり人事や面接官も知りたいと思っているからこそ、短所をわざわざ質問していることを忘れないようにしてください。

第7章:凡人の見てくれ

顔面就職活動

ここでアナタにぜひ考えて欲しいことは、果たして見た目そのもの「だけ」が相手の印象を左右してるのかということです。就活の印象においては、極端に言えば、その面接の時間だけを改善すれば良いのですから、話は簡単です。アナタに必要なのは初対面での印象の向上と、面接の間だけ人事や面接官に気に入られる方法です。

ここで、初見の段階で誰にでも好印象を持たれる人ってどんな人かを考えてみましょう。

それは、よく笑顔でいる人です。

見た目が優れていなくても、初見の段階で人から好印象を持たれる人間は、ほぼ例外なく場面に合わせた最高の笑顔を打つことができる人です。

面接になると、みんな自分の考えてきたことを伝えるのに必死になって、落ち着きや表情のことをすっかり忘れてしまいます。人が感じる印象はアナタが思っているよりも話している内容では左右されませんし、ましてや顔の作りだけで印象が決まることなんかありません。大切なのは顔が良いと思ってもらうことではなくて、良い印象を持ってもらうことだと忘れないでください。

見た目以外で印象を良くするには、表情と口調を磨くしかありません。もっと言えば、「落ち着いた口調」と「表情の切り替え」です。この2つを完璧にできれば、まず悪い印象は与えることはないと思って構いません。

第8章:凡人のエントリーシート

量産型エントリーシートで迎撃する

志望動機は採用の決定打には成り得ないんです。

「私の人間性は~~で、~~なんです。御社の説明会で~~といったことを仰っていました。だから活躍できると思い、志望しました。」

これでいいんです。説明会の部分は変更して構いません。HPで見つけた文章などで、まったく問題ありません。要は人間性自己PRの繰り返しをすれば良いのです。

凡人学生が運の要素を排除して内定を取りに行くには「受けられるだけの企業を受ける」ことが大前提となっており、必然的に大量のエントリーシートを作成する必要があるわけです。ぶっちゃけ同じ業界だったら仕事内容などに始まる説明会で就活生に伝えることは、根本的にはそこまで変わりません。だから、似たようなエントリーシートが量産できるわけです。

サークルはお遊びの延長に過ぎないことを忘れるな

就活生が自己PRで最もネタにすることの1つにサークルがあります。しかし、そのほとんどに共通することが、サークルはお遊びの延長に過ぎないということです。少なくとも企業からすれば。

どんな活動をしていても「ただのサークル活動」とひとくくりにされてしまう可能性が非常に高いです。サークルで挙げた実績を武器にして勝負することは凡人学生の場合は避けるべきです。サークルの話をするならばアナタという人間を説明するための素材として使用し、結論は必ず人間性に持っていってください。

同じバイトをしている人がどれだけいるか考えた?

サークルの話と似ている話で、バイトがあります。バイトをネタにすることの危険性は他の人と被ることです。素材自体が被ることは問題ではないですが、皆思い入れがあるゆえに、そのバイト経験を自分だけの経験だと思っているきらいがあることが問題です。はっきり言って、聞いている側からしたら、普通に説明されても何も違いを感じません。

そんなアナタにオススメするのは、自分なりの働き方をバイト名として言うことです。例えば一口に居酒屋バイトと言うよりも、「調理から接客、清掃、客への接待までマルチに働いていました」と言ったほうが聞こえは良いわけです。

どのようなバイトをしていたかではなく、どのような働き方をしていたのかが重要であり、もっと言うと、それをどのように伝えるかが大切なのです。

第9章:凡人の選考

凡人のグループディスカッション

GDは大体6人前後で行われますが、そこでは主に4つの役割が存在します。それが
・議事進行(司会進行)
・タイムキーパー
・発表者
・書記
です。

議事進行

この役割は全体の流れを作り出す、いわばGDにおけるリーダーです。

この議事進行って、「円滑な話し合いを成立させて当たり前、できなければその人の責任」なんですよ。

議事進行の役割はあくまで円滑な話の流れ生み出すことです。全体の方針と計画を開始と同時に作り出し、その上で全体に発言を促し、その全てを把握して的確な提起をしていかなければなりません。

つまり、すごく難しいんです。もちろん「できる奴のポジション」ですからうまくいった際のリターンは大きいのですが、自信がないのであればオススメはできません。

タイムキーパー

タイムキーパーで成果を出すのならば、やたら喋り倒す人がいたときに「申し訳ないのですが時間が少ないので少し発言を短くして頂けませんか?」と注意したりするくらいでしょう。

ですから、タイムキーパーはオススメしません。

発表者

これは非常に有利なポジションです。

なぜ有利かといえば、発表者には発表のための時間が与えられるためです。ここで議論全体の流れを把握し、端的にまとめ、その発表を流暢に行えた場合、ほぼ確実に落選することはないと考えて良いでしょう。

書記

書記がGDにおいて凡人学生が最も有効なアピールのできる役割です。

書記は議論をメモするという役割が与えられているのですから、見方を変えれば、書記のメモしていることがその場では絶対なわけです。仮に議論が混乱したり、白熱しすぎて一方向に傾いていたりした際に、最も効力を発揮するのは書記がメモしている内容なのです。

「ちょっと、私の取っていたメモを見ていただけますか?」

書記がこう全体に提案したとき、他のメンバーは従わなければなりません。こうした発言をすることで、本来は発表者にしか与えられていなかった「その人だけのアピールタイム」を書記も手に入れることができるのです。

書記の提案で議論をおさらいして整理できたとき、書記は書記の役割を100%達成できているわけですから、よほど人事や面接官に嫌われていない限り落選しません。

第10章:凡人の面接

最も内定が出やすい人種は2種類ある

最も内定が出やすい人種は2種類あります。片方は「資格や実績を持っている人」、つまり有能学生です。しかし、もう片方の人種に関してはさして時間はいりませんし、誰でもそのテイストを手に入れることができます。

それは、いい人です。

面接は人事や面接官の主観でほぼ決まり、人間的に魅力であるかどうかが重要なポイントとなります。つまり人事や面接官が面接でその人のことを好きになってしまうと落選させにくいのです。

じゃあ面接のときどうしたらいいの

就活における挨拶に始まる礼儀は、形式にとらわれればとらわれるほど、伝わりません。礼儀を重んじる心は大切ですが、アナタなりの礼儀を尽くすことで初めてそれは伝わります。僕は面接の始まりの挨拶は以下のようにしていました。

「初めまして、○○大学の武野と申します。京都から夜行バスで来ました!東京が思ったよりも寒くてびっくりしています。終了に近い時間になって大変お疲れかと思うのですが、僕も一生懸命に話しますので、本日はどうぞ宜しくお願い致します。」

挨拶に始まる面接の礼儀は「形式にとらわれず、自分の言葉や動きで表現する」ことが基本であり、真髄です。

面接官のテクニックがすごすぎて真っ白になっちゃうよォッ!

就活生は往々にして嘘をつくものだということを人事や面接官も分かっていますが、そこは初対面同士ですから一見して判断できる人間はいません。そのため企業および面接官は深く掘り下げていくことでその真髄をはかろうとするわけです。

すべての質問を予想して、それに対応する質問をそれぞれ用意しておくことは不可能です。しかs1つだけ僕が伝えられるコツがあります。それは、「何を聞かれても自分のことについて話すと決めておくこと」です。

「ぶらり日常探訪」を終えていれば、自分の基本的な行動指針や、物事に対する考え方は把握できているはずです。何を質問されてもそこから話を持ってくるように心がけていれば、ほとんどの質問に大きな焦りを感じる必要はありません。

全てのことに1つの方向性をもって答えることを事前に決めておけばいいのです。

過去と現在しか語らない就活生

過去や現在のことを説明して満足し、自分の未来を人事や面接官の推察に完全に委ねてしまっている人が少なからずいます。

これは人間性自己PRにもいえることですが、人間性を説明しただけで話を終わらせると、「あ、そう」と人事や面接官に思われて終了する可能性がぐんと大きくなります。面接では、質問内容にもよりますが、「なので、○○といったことができると思っています」といった、「過去や現在からの未来像」を話すことを忘れてはいけません。

『凡人内定戦略』の内定確率は?

内定確率 70%

「たくさんの会社を受けまくって人間性をアピールする」という戦略はとても合理的です。

減点の理由は、具体的なアピール方法の解説が少ないことと、私は自己分析や企業研究は就活では大事だと思っているのですが、この本ではそれを半分否定している点です。

また、この戦略を有能学生がそのまま実践した場合、逆に内定を取る可能性が下がってしまうこともあると感じました。

※内定確率とは、この本に書かれていることを素直に実行した場合の就活の成功率です。この本を読んでみて、独断と偏見に基づいた点数です。


凡人だけど内定が欲しい方に!

凡人内定戦略